今月のトピック バックナンバー

水の魔法

梅雨が明けて本格的な夏まではもう少しですね。気温が上がるとノドが乾きお水を飲む量が多くなります。この時期でもベタベタと張り付くように汗をかきます。水分補給はとても重要です。今月はダイエットのキーにもなり、身体にとって重要な役割りのある水についてお話をします。

水と身体の関係

人の身体のほとんどは水で出来ています。子供で約70%、成人で60%~65%が水で構成されています。そのうち2/3は細胞内、残りの1/3は細胞外で血液やリンパ液などになります。体の中の水の働きは大きく分けて次の通りです。

  1. 血液の約半分は水です。身体の中で酸素や栄養物質を運んだり、老廃物を体の外に運びだす役割りをしています。
  2. 体温調節には水が使われます。特に気温が上がる夏場には汗をかくことで体温上昇を防いでいます。1日に約1リットルの水が呼吸や皮膚からの蒸発をしています。
  3. 腎臓で水を利用して体内の老廃物のクリーニングを行います。また身体全体の水分量の調節をしています。

ダイエットでもとても重要な役割りを持っています

脂肪を分解するには①で述べたように老廃物を体の外に排出しなくてはなりません。この時に水が重要な働きをします。水分が不足していると、この排出が上手く行かず脂肪の燃焼も低下してしまします。このようなことからもダイエットには水は欠かすことが出来ません。

神経回路を正常に働かせるためには?

皆さんの生活リズムは規則正しいですか?近年多くの人たちは学生時代には受験勉強をすることから始まり、電気をこうこうとつけたままにしていたり、お酒を飲んだり、カラオケをしたり。また夜遅くにパソコン作業、テレビゲームやテレビ視聴など夜型の生活になっているようです。このような生活をしていくと自律神経の疲労が蓄積し、機能低下が起こります。その他ストレスや運動不足も自律神経疲労の大きな要因になります。

体重の約2%の水分が失われるとノドの渇きを強く感じます。(個人差はあり)

という事で1日に少なくとも2リットル~3.0リットルの水は摂らなければなりません。また高温時や運動する場合は絶対に欠かしてはいけません。とは言っても1度に大量の水を飲むことはお奨めできません。何度にも分けて少しずつ摂取するようにしましょう。

水分補給に適している飲料水は?

陥りがちな間違いです。参考にしてください。

【水分補給に適した飲料】

適している飲み物

ミネラルウォーター麦茶スポーツドリンク(砂糖の含有は注意)

適さない飲み物

コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶
カフェインが含まれています。カフェインは利尿作用を促進するため尿として排出されやすくなります。

ジュース
ジュース類は砂糖が含まれていることが多く、水分補給やダイエットなどの点からはお奨めできません。

牛乳
牛乳は栄養価が高い食品ですが水分はほとんど含まれていません。水分補給としては適しません。

ビール
のどが渇いた時のビールはとても美味しく感じます。ですが体温上昇に水が利用され、アルコール分解にも水が使われる事で水分量を減少させてしまいます。一時的に胃の中が膨れるだけで全く意味がありません。

さてこれからの季節、気温は高くなります。正しい水分補給を心がけてください。

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