今月のトピック バックナンバー

身体のリセット『ストレッチポールを使ったことはありますか?』

ストレッチポール

4月になりました。新しい年度の始まりです。

先日、ケガをした友人と話をしていたときに、ストレッチポールの使い方をぜひ教えて欲しいとのリクエストがあったことと、新しい年度初めにおいて、気持ちと身体のリセットをテーマにしてみました。

人は地球上で生活をしている事により、重力によって常に筋肉が緊張をしている状態でいます。重力に対して強く働いている筋群を抗重力筋と言います。1日(24時間)かなりの負担がかかることと、各々の習慣や癖などで筋の緊張する箇所に違いはありますが、よく使われている筋肉は縮み、あまり使われていない筋肉は柔らかくなります。(柔らかい事が良いとは一概に言えません)

そこで、円筒状のポール(15cm×98cm)を利用して緊張した筋肉を元の長さにもどし、本来の状態にリセットをします。

エクササイズを行う前と後とを比較すると、誰もが自分の身体の筋肉のリセットを認識できるはずです。 では早速ご紹介します。

ストレッチポールを使ったエクササイズ

まず初めにフロアに仰向け状態で寝てみましょう。その時に身体のチェックを行ってみましょう。どの部分がフロアに着いているか、または浮いているか、左右の脚の開き具合はどうか確認します。

  1. フロアに身体のどの部分が着いているか?(左右に違いはないか)
  2. 腰の隙間の大きさは一緒か?
  3. 左右の脚の開き具合は一緒か?

簡単ですがポールに乗る前にこの3つを確認しておきましょう。ストレッチポールの身体リセットは次の通りです。あくまでも筋肉のリセットですから力を抜いて行うことが重要です。

①基本姿勢

ポールに真っ直ぐに乗ります。手は自然に開き、脚は肩幅程度に開き、膝を曲げます。力を抜いて一番楽なポジションになります。

基本姿勢
②円描き

両手の手のひらで(甲でも良い)10cm程度の円を描いてみましょう。円は少しずつ小さくして、5cm→1cmの円を描くことで肩まで動きを伝わるようにしましょう。数回ずつ描いたら反対回しでも描いてみましょう。

円描き
③肩甲骨の開き

腕は『前へ習え』の姿勢で、上に引き上げたり、下げたりを繰り返します。肩甲骨が動くことを感じましょう。

肩甲骨の開き
④片足伸ばし

基本姿勢から片足を伸ばしましょう。両脚とも行います。

片足伸ばし
⑤脚の内外廻

脚を伸ばした状態で内と外に廻しましょう。力を入れず動かせる範囲を気持ち良く行います。

脚の内外廻
⑥膝外倒し

基本姿勢から膝を外側に開きます。膝を少しずつ伸ばして一番楽なポジションを見つけましょう。

膝外倒し
⑦腕開き

腕を肩の高さ辺りまで上げて元に戻します。何度か繰り返しましょう。

腕開き

ここまで終わったら横にずれて、お尻を先にしてポールからゆっくり降りましょう。そのまま仰向けに寝たまま、エクササイズ前の身体の感じと比較してみましょう。背中やお尻がべったりとフロアに着く感覚や、フロアに埋もれるくらいの感覚も味わえると思います。

ぜひ筋肉の緊張を取り除いた感覚を体験してみてください。

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