今月のトピック バックナンバー

オリンピックが終わって

オリンピック

9月になりました。天気予報ではまだまだ30度越えの真夏日が続くと言う予報ですね。 とはいうものの急に気温が下がるような日も少しずつ増えてくるでしょう。気温差で体調を崩さないようにしたいものです。

先月は日本国民に大きな感動をもたらしてくれた大イベント、オリンピックが開催されました。 今月はオリンピックについて私なりの感想を述べたいと思います。

2016年 リオオリンピック

4年に1回の平和とスポーツの祭典オリンピック。今年はロシアのドーピング問題に揺れ、開催地リオデジャネイロの工事の遅れ、犯罪率の高さなど様々な問題が話題に上がっていました。また、男子サッカーで日本と初戦を戦うナイジェリアチームはキックオフ6時間前に到着など、こちらも話題になりました。 世界的なイベントであるためいろいろ問題が出ることは仕方ないかもしれませんが、テロなど大きなトラブルがなかっただけ良かったのかもしれません。

それでも、アメリカ水泳金メダリストの虚偽の強盗事件は本当にお粗末でした。開催事情や事件的なこととは別に日本チームの活躍は素晴らしいものでした。

今回のオリンピックは日本チーム史上最高のメダル41個獲得とまさに大きな盛り上がりを見せました。開会式前のサッカーはナイジェリアに惜敗しましたが、水泳、柔道でも連日のメダルラッシュ、ウェイトリフティングでも三宅選手が銅メダルを獲得。7人制ラグビーはメダルを逃しましたが強豪相手に快進撃を続け準決勝に進みました。体操男子は団体で金メダルを獲得。内村選手は個人総合で金メダル。この辺りの紙一重の攻防は本当にしびれました。カヌースラロームでは日本人初のメダルを獲得。日本ではあまりなじみのない競技ではありましたが、映像を見ると物凄くアグレッシブな競技で興味を持ちました。大会期間中を通して行われた競技ではサッカー、バレーボール、バスケット、ビーチバレーなどがありました。残念ながら球技ではメダルの獲得は出来ませんでしたが、世界のトップの技術は観ていて最高に楽しめるものでした。フェンシング太田選手の敗戦はまさかと言うしかありませんでしたが、これもオリンピックなのだなと痛感しました。

後半戦の競技でも目が離せない毎日が続きます。女子レスリング 伊調選手は前人未到のオリンピック4連覇、その他4選手も金メダル3つ、銀メダル1つと素晴らしい成績でした。その中で、吉田選手が4連覇の夢がかないませんでした。 普通で考えれば銀メダルはとても栄誉のある成績です。しかし、初めから金メダルしか見ていなかった選手としてはどうなのでしょう。テレビでは色々な人が『素晴らしい成績、胸を張って帰ってきてほしい』などと言っていました。普通で考えればそういう言葉は出るでしょうし、私も素晴らしい成績だと思います。ですが本当に目標をそこに決めて4年間を費やしてきた選手には全く受け入れられない事だろうとも感じます。しかし彼女が日本女子レスリングを引っ張ってきた功績は本当に大きなものだとも思います。

感動はまだまだ続きます。陸上400メートルリレーです。個人記録で9秒台がいないチームで、全員9秒台のアメリカチームにタイムで上回り、銀メダルを獲得した日本代表の決勝のレースではゴール寸前にはテレビ前で大声で絶叫していました。さらにバドミントンダブルスの金メダル獲得、まさかの日本人同士の準々決勝対戦。ドラマがここにもありました。

そして卓球です。特に男子チームは銀メダルを獲得し日本においてのステータスもかなり上がったように思います。前回ロンドンの時に男子卓球はメダルを獲れず、女子は銀メダルを獲得し、マスコミがかなり大きく取り上げました。その時男子卓球チームには一切マスコミは取材無し、帰国時にもゲートから先に男子チームを出した後、女子チームに花束を渡したり、インタビューをしたりなどの差があったそうです。男子、水谷選手はロンドンの後、世界選手権などで好成績を残したにもかかわらずマスコミはほぼゼロだったそうです。その事に対して反感を強く持った時もあったようですが、卓球自体をメジャーにしていきたいという思いから、さらに強い気持ちで卓球に取り組むことを決意しさせたそうです。

卓球は日本ではマイナースポーツのイメージが強いのですが、ヨーロッパなどではプロ選手もおり、メジャーな競技になっています。そんなところから日本人初の1億円プレーヤーを目指すことをあえて言葉に出すようにしたそうです。日本では今まで温泉卓球イメージが強かったように感じますが、リオのオリンピックでの成績によりイメージを払拭して、メジャースポーツとして認識されてくるでしょう。

私が仕事でも関わっているビーチバレーは残念ながら日本の選手は出場できませんでした。また、テレビの中継もありませんでした。日本人選手が出場していないので仕方がない事ではありますが、オリンピック競技の中でとても人気の高い種目で、チケットも一番最初に売り切れるそうです。そんな種目であるにも関わらずテレビ中継がされないのは残念です。私はIPADのアプリを入手してビーチバレーの試合をほぼ全て観戦しました。優勝は男子がブラジル”アリソン・ブルーノペア”、女子がドイツ”ルートビヒ・バルケンホルストペア”がそれぞれ優勝しました。そして、この両チーム、昨年、横浜で開催されたグランドスラムに来日しており、さらに優勝もしていました。さらにその時に私はなんと写真を一緒に撮ってもらっていました。

写真左:アリソン・セルッティ選手、ブルーノ・オスカーシュミット選手
写真右:ラウラ・ルートヴィヒ選手

2020年 東京オリンピック

オリンピック

オリンピックは日本人選手の活躍を観ることが最高に楽しいのですが、様々な競技においてトップ選手のスーパープレーは本当に感動します。また、色々なドラマがそこにはあり驚かされることも本当に多いです。リオの閉会式では次回開催の日本のパフォーマンスが見れました。すごいエンターテイメントでさすが日本人の仕事と言うもので、東京開催のオリンピックが今から楽しみです。私の周りにはコーチ、トレーナー、開催委員、など東京オリンピックに関わりを持つ人間が何人もいますが、私自身もどんな形でも良いので東京オリンピックに関わりが持てれば幸せだなと思います。

4年後のオリンピック開催にはメダルが量産できることを期待したいと思います。

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