ペットは大事な家族の一員
あけましておめでとうございます。皆様には旧年中、たくさんお世話になりました。2019年もよろしくお願いします。さて、2019年最初のトピックはペットのお話をしようと思います。
日本におけるペット飼育率
現在日本では約15%のペット飼育率があるようで、2005年に20%あったころに比べると少しずつ減少してきているようです。私の家でも15年前から犬を飼い始め、初代は亡くなってしまいましたが、2代目が今は元気に家族として生活をしています。犬、にしても猫にしてもペットには本当に癒されることが多いと思います。
そもそも我が家にペットを招いたのは父が亡くなったことによる母の身体的、精神的な心配をしたからです。ペットと暮らす生活でのメリットは、自分を常に必要としてくれること、運動不足を考えた際に定期的な散歩で運動習慣を獲得もできます。また、散歩に出ることで新しい人間関係を作ることも可能です。もし家に一人だけで日中いたらと考えると、おそらく外出の回数は減りますし、会話をすることもないはずです。ペットが家にいることにより孤独感を持つことなく、生きがいを失うことなく生活ができると思います。実際に母は今でも元気でメリハリのある生活をすることができています。
ペットロスの身体的・精神的影響
先日、クライアントさんのペットが16歳で亡くなりました。そのクライアントさんは腰の手術をした後、歩行をする事もおっくうになり運動をすることがなくほとんどベッドで寝ているような生活をしていました。それでもワンちゃんとのお散歩は必ず行くようにしていて、最低限の運動量を確保できていました。ですが、亡くなった後は娘さんとの会話も減り、散歩に行くこともなくなり、更に筋力の低下が進む方向に向かうのではないかと心配しています。トレーニングで筋力の低下は何とか食い止めていますが、ワンちゃんがいた時と比べるとやはり全体の運動量、外出頻度、人とのコミュニケーション数の減少など生活習慣における弊害が出てきています。このような生活環境になることで、年齢的なことを考えると認知機能の低下も進んでくることが懸念されます。
そのような状況下で私は新しい子を迎え入れることをお進めしましたが、娘さんは亡くなったペットのことが忘れられず、新しい仔犬を招くことが亡くなった子に悪いと考えておられました。いわゆるペットロスに陥っておられたのです。クライアントさんも娘さんも本当に家族の一員としてペットを愛しておられました。亡くなってしまった時の落胆は大きかったようで、それだけに仔犬を迎え入れることに抵抗感があるようです。
それでも最近は少しずつ気持ちの整理ができてきたようで、仔犬を探しに二人でペットショップに仔犬を見に行ったり、仔犬のことでお話をしたりなど、まだ仔犬がいないうちでも運動量が増えたり、コミュニケーションの回数が増えたりしています。
スケジュールに余裕がある時にはうちにいる『フワリ』をセッション時に連れて行って、お散歩に同行させてもらったり、トレーニング中も背中に乗ったりさせていただき、楽しんでトレーニングを実践していただいています。あくまでも主観的な見解ではありますが、『フワリ』を連れて行ってセッションをしたときは、エルゴメーターをこぐときのスピードが速かったり、ウォーキングに出た時の休憩を取らなかったり、エクササイズ実施時のスピードや回数も良い傾向が出ているように感じます。 実際エルゴメーターなどでは記録でも残すことができています。出来るだけ早く新しい家族として仔犬を迎え入れたらいいのにと思います。
ペットと暮らすこと
ペットの存在は誰にでも効果が期待できるのかは疑問ではありますが、少なくてもペットを愛する気持ちがある人にはその存在は、かなり大きくパフォーマンスに影響があるのではないでしょうか。やはり生活を充実させることが可能な力を持つペットの存在は重要なものでしょう。
我が家の『フワリ』は3歳になりましたこれからまだまだ家族として長生きをしてもらわないといけません。彼女にはたくさんの愛情を注ぐことで、彼女からはたくさんの癒しと人間としての生活を充実させる活力をもらうことができます。
様々な環境はあるにせよ、責任をもってマナーを遵守しペットと生活していくことは人に対してメリットが大きいものであるのではないでしょうか。