夏休みの旅行記
先月のトピックに掲載した通りスポーツイベントラッシュの9月そしてまだ続いているビッグイベントもありますね。ですが今月は毎年9月にいただいている夏休みの旅行記を書くことにしました。一人旅で様々な文化に触れあい勉強にもなります。 今年は初めてフィリピンに行ってきました。最大の目的はいつも通りダイビングとゆっくりと時間に追われずに過ごすことです。
フィリピン旅行記
出発の日は羽田空港に11時集合の予定でした。この日は授業があり、さらに成績をつけるなど学校を18時に出る予定が気が付くとすでに19時半!!焦りながら買えり準備をすると外はものすごい雷雨でバイクで帰るのがためらわれるほどです。それでも帰宅して支度をして出なければならないので、びしょぬれになりながら帰宅。忘れ物をしないようにチェックをして何とか羽田に向かうことができました。
羽田からフィリピンマニラには4時間程度で早朝に到着の予定です。今回の旅行はマニラから更に飛行機を乗り継いでパラワン諸島のエルニドという都市に向かいます。エルニドはフィリピン最後の秘境と言われるくらいの自然が残り海がきれいな場所です。飛行機は予定通りマニラに到着。乗り継ぎでターミナルを移動して再度チェックインしなければなりません。ターミナルが離れているのでバタバタしながら何とかターミナル4にたどり着きチェックイン。
今回のアクシデントはここから始まりました。
チェックインの際に荷物を預けるのですが10kgを超えると有料になります。一応、羽田でフィリピンの通貨のペソに1万円分両替をしていたのですが、3340ペソ(日本円で7000円程度)を支払うことに。結構な金額かかることで驚いていると、今度はおつりがないと言われた私はかなりの動揺(;゚Д゚) どうしようか考えていると、日本人の男性が声をかけてくれて両替をしてくれました。無事解決。それにしても海外では何が起きるかわかりません。両替してくれた男性はこの後でも登場することになります。
飛行機はプロペラ機でした。乗り降りの時にはレッドカーペットを引いてくれて、雨や日よけに傘まで用意してくれるサービスです。そんな小さな飛行機でしたが定刻とおりに出発そしてエルニドに到着。エルニド空港は小さな飛行場で到着ロビーはちょっとしたホテルのロビーのようなものでした。
この後、ホテルに向かうわけですが、もちろんお迎えなどはありません。更に飛行場の周りは森のようで道路は舗装もされていません。車も走っていません。そんなところにバイクを改造したトライシカル(パイプで作ったサイドカーを付けたようなバイク)が1台やって来てホテルまでの送迎を交渉することに。交渉していると空港で両替をしてくれた日本人の男性がやって来て、話し合いの末、彼と一緒にトライシカルに乗ることに。ホテルまで200ペソ。彼とシェアをして格安で行きつくことができました。
ドライバーさんと片言の英語で話していると、途中売店により何やらボトルをお買い物。お客さんを乗せているのにドリンク買うんだ・・・などと思っていたらそのボトルをあけてガソリンタンクにドボドボ。えーっ!!ガソリンがなくなったので買ったようでした。それにしても・・・
そんな初めてのトライシカル乗車を経験してホテルに到着。ホテルは5階建てのきれいな建物ですが、予約した部屋は5階。なんとエレベーターが壊れているからということで3階に変更。階段で上がることを考えれば良かったと思うしかないですかね。この日は町を散策して歩いて周りました。
ビーチは直ぐで予想通りすごくきれいで波などは全くない穏やかな海でした。その代わり町は工事中や古い建物も多く、道路もガタガタで雨が降れば大きな水たまりができてしまうようなところでした。
一通りホテルの周辺を散歩した後、ホテルの屋上プールでゆっくりとして翌日からの作戦を練ることにしました。2日目はアイランドホッピング3日目はダイビング4日目は特にノープランで過ごすことに決定。
2日目、翌朝6時には屋上のレストランで朝食。眺めが最高です。この日のプログラムは近隣の島を周遊するツアーです。
8時半にお迎えが来て、ショップでチェックイン。アイランドホッピングで同行する人たちと一緒にボートに乗り込みます。参加された人はサウジアラビヤ、フランス、アメリカ、メキシコ、フィリピン、台湾、そして日本と様々な国の人と1日を共にすることになりました。ボートで海に出ると予想をはるかに上回るきれいな海が広がっていました。本当に感動です。各島に渡りシュノーケリング、カヤック、ビーチでのランチなど様々なアクティビティで満喫しました。
3日目はダイビングです。昨年行ったタオ島は魚の数も多くとても印象に残りました。今回も海はきれいでしたが大物を見るというよりは、きれいな熱帯魚とサンゴ礁、を楽しむことができました。そして初めて会う人と片言ですが英語で会話をしながら時間を過ごすことは楽しいことです。
4日目には町の中を散歩してお土産を買ったりキャノピーウォークにチャレンジしたり、マッサージを受けたりなどして過ごしました。あっという間に4日間が過ぎ5日目にはマニラに移動です。エルニドはまだまだこれからリゾート地として発展していく街だと思いました。ですが舗装のされていない道路や不便なところは私の中では残してほしいなぁと勝手に思ってしまいます。
さて5日目はマニラに移動です。マニラのイメージは治安が悪く危険な都市という感じがあります。ネットで調べてみても確かにそんなことは書かれています。ですが、旅行者として気を付けるべきことを頭に入れ、ルールを守り、普通にしていればそんなに危険なことはないという結論に達し、マニラに向かいました。
マニラの空港は鉄道等が入り込んでいません。タクシーなどはいることはいますがボッタクリなどが結構多いとの事で心配です。空港からホテルまでの移動がとても大変です。色々考えた末grabタクシーを手配してホテルに向かうことにしました。ホテルまでは30分。何の問題もなく到着。そしてチェックイン。ここで再びアクシデント。予約時に使ったクレジットカードが使えない。??なぜかは解りませんが仕方がないのでキャッシュで支払い。持ち合わせがないので両替を頼むと、出来ないと言われ、仕方なく両替所を教えてもらい町の中を歩き回りました。道路はものすごい渋滞で、交通ルールはあってないようなもの。割り込み、無茶な車線変更、クラクションは鳴りぱなし。少し嫌な気分で歩きました。
マニラは都会の顔を持つ反面、まだまだ生活に困るような人も混在しているところです。体の不自由な人が物乞いをしていたり、子供に親が物乞いをさせたりなどそんな光景も見ることになりました。これからどんどん発展していく都市だとは思いますが、日本は恵まれた国だなと感じる場面でもありました。
マニラでは渋滞が嫌なので電車を利用して移動していたのですが、電車も何時乗ってもギュウギュウ詰めの満員電車です。インフラが追い付いていないことがわかります。私が旅行先で必ず行くのがその国の人たちが行くマーケットです。どこの国でも活気があふれていてとても生活していく強さを感じます。
マニラの観光スポットはスペイン統治時代の要塞や教会などが点在するイントラムロスです。最寄りの駅まで30分かけていき、駅を降りると自転車を改造した乗り物でスポットを周ってくれるドライバーと交渉。2時間で色々なポイントを周ってもらいました。その他は巨大なショッピングモールが建設されて観光スポットになってはいますが、あまり関心がないので写真だけ撮ってくるといった感じの3日間でした。
忘れられない事が最終日に起こりました。移動でタクシーを利用した時のことです。ドライバーさんは渋滞があるため、メーターを使わずに値段交渉をしてくることが結構あります。ですがその金額が適正かどうかの判断が出来ないため多少高くなったとしてもメーターを使ってもらうようにしていました。 私が乗車をして行き先を言うと、すぐにメーターを回し始めてくれたので安心して乗っていました。マニラのタクシーは初乗り40ペソで(約90円)その後250mごとに5ペソずつ上がります。 乗車して5分何気なくメーターを見るとメーターが70ペソになっています。えっ(゜o゜) それからしばらく見ていると5回に1回程度20ペソ上がります。これは不正にメーターを改造しているらしく、頭に来たので指摘をして降りるというと、ドライバーは逆切れしてきました。不正されたことは本当に腹が立ったのですが、異国の地で会話もままならない、そんな状況で警察に行っても良いことはないと思い、不正に上がった料金を払いタクシーから降りました。金額で言えば300円程度のことですが、とても嫌な気持にさせられました。
嫌な話で終わらせるのは嫌なので、マニラで感じた温かい話をして終わりにしようと思います。ほぼ満員電車なのですが、路線によってはガラッと空くときもあります。そんな空いている電車で比較的年がいった女性が車両に乗り込んでくると座席に座っていた人たちが即座に立ち上がり席を譲る行動をしました。一人の人のために座席の半分程度が空くという事になったのですが、あーなんか優しいなぁと思った瞬間でした。
さて初めて行ったフィリピンですが良いこと悪いこと両方ありました。
エルニドは手つかずの自然がのこり素晴らしいところでした。マニラは良いところもありましたがもう1度行くかと言われれば、行かなくても良いかなと思ってしまいました。ですが日本から出てその国の文化に触れて色々な人に出会うことはとても素敵なことで、これからもまだまだ旅行にはいきたいなと感じています。私はツアーで一緒になった人、ガイドさんやレストラン店員さん、買い物したショップ店員さんなどと出来るだけ写真を撮っています。これも一つの楽しみなのです。