最近話題の身体に関する事
オミクロン株が猛威を振るっています。昨年の終わりころにはほぼ感染者がゼロに近い状況にまでなりましたが、まさかの新種株によって緊急事態宣言が発令されそうな状況です。この状況はいつまで続くのでしょうか。
一方で今週は北京オリンピックが開催されます。日本人の選手の活躍が期待されます。無事に開催されてさらに日本人のメダルラッシュがみたいものです。
さて今月は最近SNSで話題に上がっている身体に関連するワードについて触れてみたいと思います。実のところ自分自身SNSにはかなり疎くて、中々ついていけないのですが、あえて最近のトレンドに触れてみたいと思います。
ここ最近、SNSやTikTokで“Slim Thick”や”Slim Thicc”というハッシュタグをよく見かけます。#slimthiccは、筋トレやダイエットで頻繁に使われている用語で、TikTokで1億3,400万回以上タグ付けされたキーワードです。セレブ業界に端を発し、フィットネス業界まで急速に拡大したようです。さてこれって一体どういう意味でしょう?
直訳すると『がっしりスリム』となります。 『がっしりスリム』??こんな言葉は日本ではあまり使われませんね。では、少しひも解いてみましょう。イギリス版ウィメンズヘルスより、『がっしりスリム』について紹介されています。総合診療医でフィットネスインストラクターのフォルシャ・オルワジャナ医師が紹介している内容としては次のようなことです。
ウエストが細く、おなかがペタンコで、お尻と太ももががっしりしている女性を指します。
体が引き締まっているとか、フィットと言われる女性たちのことのようです。
このような内容の言葉がSNSで頻繁に使われてくると、流行に流されてしまう人は必ず出て来てしまいます。特にSNSのように誰もが関わることのできるアイテムであると、そのトレンドの用語に感化されてパーフェクトなボディを手に入れるための間違った努力によりメンタル的な影響を受けてしまうことが多いとも言われているようです。
実際に最近私もGYMでよく見かけるのは、ヒップのトレーニングをしきりに行っている女性です。ヒップのトレーニングは人間が二足歩行で生活していくためには絶対に欠かすことのできないトレーニングではあります。ですが、スクワット、ルーマニアンスクワット、ヒップスラスト、デッドリフトなどそればかりに固執した内容でトレーニングをしている人が多いように思います。この辺りがすべてSNSによる情報の弊害であるように思います。
どうしてもセレブ業界おにけるSNSフォローワー数が多いと言う事で、影響を受けてしまうことが多いのでしょうが、正しい知識を持ってトレーニングを実施してほしいものです。話題に上がるワードが極端な言葉であり、一般の人に間違った認識を持たせてしまうことは本当に残念です。
そして、トレンドワードとして次に出てくるのが『体に良い油』です。油というと悲しいほど完全に悪者扱いされています。「オイル=太る」なんてイメージは、もう昔のことです。最近は「健康や美容に効果的」ということで注目される存在となっています。
お店にもさまざまな種類の食用油が並んでいます。えごま油、アマニ油、カメリナオイル、マカダミアナッツオイル、MCTオイル……それぞれがどのように身体に良くて、どう選び、どう摂取すればいいのか。この辺りは正しい情報を入れておくことが重要です。
「油(脂質)は、タンパク質や糖質と並ぶ『三大栄養素』のひとつ。その主な役割は、エネルギーとなってバテにくい身体を作ることです。身体の最小単位である細胞を作ること、そして、恒常性(ウイルスなどの外敵が身体に入ることを防いだりする働き)のバランスを整えることです。つまり、油は健康を保つために欠かせないものです。ただし油なら何を摂ってもいいというわけではありません。できるだけ質のいい油を適量摂ることが大事です。
「えごま油、アマニ油」が、オメガ3系オイルの代表格。これらを積極的に摂取すれば、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らせるだけでなく心疾患やがんなどのリスクも下げられると言われています。
また、女性ホルモンを整えたり、睡眠の質を向上させたり、目や毛髪、皮膚のバリア機能を向上させるなどの効果も見込めるのです。
今回は最近はやりのワードについてお話をしましたが、正しい情報を得て、トレンドに流されることなく身体づくりをしてもらえると良いでしょう。